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魚を安全に食べる知恵

魚の場合、環境汚染物質はエラやワタに残留しやすいので、血やぬめりを落とし、腹の中まできれいに洗うようにします。

下ごしらえで安全にする

1.ウロコをとる
表面についた薬剤などを落とす効果もある。

2.頭を落とす
工場の廃水などで海を汚染した有機水銀は、魚の脳の神経細胞に残留するので頭を落とします。

3.エラ、ワタをとる
残留農薬などの汚染物質はエラ、ワタにたまることが多い。

4.腹の中までよく洗う
魚をおろしたあと、ぬめり血を落とし、腹の中をきれいに洗う。大きな魚は流水中で洗う。魚の身を傷めないためには、塩水で洗う。切り身を買うと洗わない人が多いが、必ず洗うように。洗うことで、汚染物質が落ちていく。

5.調味液、味噌、酒粕などに漬ける
照り焼き、つけ焼きにするときは、一度調味料につけて5分ほどしたら取り出し、新しい調味液に漬ける。味噌や酒粕に漬けるときは、1日くらいおき、焼くときは味噌や酒粕をよく落としてから焼く。しようゆや味噌、酒粕は浸透性が強く、ここに色々な汚染物質が出てくる。

6.水煮や煮こぼし
脂に溶け込みやすい有機塩素系農薬などの汚染物質を減らすことができる。

調理法で安全にする

1.焼いて安全に
強火の遠火で焼く。350℃以上になるとできる、たんばく質のこげ物質のトリプ−P1(発ガン物質)を避けるため、食べるときは、トリプ−P1の毒を消す大根おろしを添える。

2.アルミホイルで包んで焼く
ホイルに包んでフライパンで焼けば水分が飛ばないため、350℃以上になってもこげができにくく、トリプ−P1はできにくい。煙も気にならない。

3.煮て安全にする
煮つけにする場合は、汁の一部を2倍に薄め、これに5分ほど漬けておく。ここに汚染物質が溶けだす。南蛮漬けは揚げたあと、さらに漬け込むので二重に除毒ができる。

生で安全に食べる

1.酢洗い
酢をそのままか半分に薄め、魚を3分ほどくぐらせる。酢は浸透が速く、有機スズ、抗菌性物質、ダイオキシンなどの汚染物質が溶けだす。

2.二杯酢に漬ける
ハマチなど脂肪分の多い魚は二杯酢に漬けるとおいしいし、安全。しょう油とともに酢は汚染物質を引き出す力が強い。

3.酢の物にする
調理する酢に漬けたあと、一度酢を取り替えるとよい。汚染物質がたまっているので、その酢は使わない。

4.熱湯をかける
ふつう、生臭さをとるために湯通しするが、スズキやタイなど、三枚におろして皮の部分にさっと熱湯をかけると、除毒に効果。皮が縮れたら、冷水にとる。

5.冷凍する
サバやアジにたまにいる寄生虫は、加熱すれば死ぬが、生のまま酢につけたぐらいでは死なないので、マイナス20℃以下で1昼夜冷凍する。24時間おくと、死ぬか弱る。

6.おろしショウガやワサビをたっぷりつける
殺菌効果がある。本ワサビがいちばん効果が高い。