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痛風を知ろう!(1)

ある日突然、激しい痛みにおそわれ、歩くこともままならなくなる痛風。30代以降の働き盛りの男性に増えているといわれるこのやっかいな病気。実は、40代以上の男性の10人に1人は、この痛風予備軍だといいます。このやっかいな病気。どうすれば発病を防げるのでしょうか。

痛風ってどんな病気?

痛風は、ある日突然おそってくる関節炎で、その発作が起きたときには、「風が吹いただけでも、その振動で激しく痛む」といわれたために、このように呼ばれるようになりました。
日本では昭和30年代から少しずつ増えはじめましたが、戦後の豊かな食生活によって、動物性たんぱく質や脂肪、アルコール飲料などの摂取量がとても増えたことが大きな原因と考えられます。

症状は?

左右どちらか片方の足の親指の付け根に激しい痛みを起こすのが一般的です。
発作が起きると親指の付け根が赤く腫れ上がり、激痛のために歩くことや、クツをはくこともできなくなるほどです。
この症状は数日から1〜2週間ほどで次第におさまって、しばらくするとまったく痛みを感じなくなります。
しかし、発作が治まったからといってそのまま放置しておくと、痛風発作の再発を招いたりこわい合併症を引き起こすようになるので、根気よく治療を続けることが肝心です。

40歳以上の男性の10人に1人は痛風予備軍

痛風は「尿酸」という物質と深いかかわりがあります。尿酸とは、たんぱく質が燃えた後の老廃物で、どんな人の体の中にも一定量はあります。しかし、何らかの原因で血液中の尿酸が増えすぎて飽和濃度を超えてしまうと、これが体の中にたまっていきます。
血液中の溶けなくなった尿酸は、尿酸塩という針状の結晶になり、関節の内面に沈着して激しい痛みを起こすようになります。
つまり、尿酸の濃度が高いということが、痛風を引き起こすいちばんの原因なのです。

血液中の尿酸値が高いだけで、ほかに症状がない場合は、高尿酸血症と呼ばれます。これはいわば痛風予備軍で、40歳以上の男性の10人に1人が予備軍だといわれています。
高尿酸血症と診断されながら、痛風発作が起きなかったために治療をおろそかにして、心臓や腎臓などに障害を起こし、取り返しのつかない事態になったケースもめずらしくありません。
たとえ症状がなくても、尿酸値が7.0mg/dL以上と診断された人は、1年に3〜4回は医師を訪ね、その数値がさらに高くなっていないかどうか検査してもらいましょう。

どんな人が痛風にかかりやすいの?

痛風とその予備軍である高尿酸血症は、働きぎかりの30〜40歳代の男性がかかる場合がほとんどで、肉食を好む人、お酒をよく飲む人、太っている人に多くみられます。

太っている人は、は往々にして食べ過ぎ、飲み過ぎに走る傾向があり、肉や魚などのたんぱく質を過剰にとりがちです。これらのたんぱく質は、尿酸のもとになるプリン体を多く含んでいます。
口から人ったたんぱく質は、体内で分解されて最終的には尿酸になります。健康な場谷は、余分な尿酸は尿に溶けて体外に排出されにくくなり、尿酸値が高くなってしまうのです。

お酒の飲み過ぎも、さまぎまな理由で、痛風の原因になります。それは、お酒自体に尿酸が含まれているうえ、アルコールは、肝臓でプリン体が作られるのを促進してしまうからです。くれぐれも適度な量を心がけましょう。

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